妄想から突然の入院
息子にいったい何が起こったのか。
面会に行くと、真っすぐ歩けないほどふらふらな日と、
病棟内のフリースペースを手を合わせてぐるぐると歩いている日がありました。
短時間許される面談の時の様子は、
「母さんといると気持ちが悪くなる」と言って拒絶し2分程しか話さず病棟に戻る日と、
「Ⅾにお金を借りたことが気になっている。
あと洋服を買ったが支払いができないので、キャンセルしたい。
お金がある時に注文したものだが、その金額は5万円程で今は支払えないので。」
などと落ち着いて話す日がありました。
息子の入院は5日間でした。
そして退院も突然の事でした。
担当医は退院の2日前に、
「まだ息子さんとしっかり話をしていない」と言っていたのに、
翌日、私が面会に行くと、
「さっき息子さんと話をしましたが本人はしっかりしており大丈夫そうなので今日退院しますか?
女の子に近づくし、看護婦の手を触ったり。
女の子にも家族がおりますし。まあそうなったら鍵をかければいいのか。」と言いました。
・・・・・
私は体が震えるほど驚きました。
「女の子に近づく?鍵をかける?いきなり退院?」
その後、妄想の症状が残っている息子の話で入院中の行動は理解しました。
息子は、自分の中に優しさを与える天使と、悪魔がいて、
普段の自分は人を癒すのが宿命で全員に優しくしたかったので、
病棟の人の話を聞いてあげたり、男女問わず抱きしめてあげたり握手をしたりしたとの事でした。
退院させて私が一緒にいよう。
私は強い不安の中、息子とふたり入院先の病院を後にしました。

辛い時も自分を見失わずにいられたのはTCカラーセラピーや数秘&カラー®を学んでいたから…。
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