統合失調症のため5日間の入院を得て退院をした息子の日常の様子を綴っています。
統合失調症の息子と私の生活について発症から順番に綴っておりますので、よろしかったらぜひ最初からご覧ください。
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統合失調症の息子│認知機能障害
退院後6ヶ月になります。
「この頃は調子がいい。YouTubeやテレビを見ても疲れないし、変な考えがなくなってきた」と息子は言います。
「昨日は睡眠薬を飲み忘れても眠れたし、睡眠薬だけでも止められればいいしね」と続けます。
私は「薬についてはN先生と相談しながら調整してね」とだけ助言をしました。
(自分勝手に減薬することだけはやめてほしい、そう心の中では思っていました)
今日の息子は録画した「君の名は」を朝からゆっくりと見ています。
実は息子の様子に嬉しい変化が表れているようです。
- ①これまでは「集中して見ることができないから」と言ってDVDを見ようとしなかったのに見る気になった。
- ②数時間で「君の名は」を最後まで見ることができた様で初めて見たのに内容を理解したようだった。
普通ならできて当たり前のことかもしれませんが、発症してからの息子は集中力がない事にずっと苦痛を感じていました。
数日後、息子はおこずかいをやり繰りして「ワンピース」の本を買ってきました。
良くなったらワンピースを読みたいと話していた息子はきっと良くなっているのだと思います。
この頃は会話が減っているので、息子の口から体調について聞くことは減っていますが、
- 必ず午前6時にはキッチンに降りて朝食の支度をしてくれる。
(この頃は私が6時に起きれない) - 私の帰りが遅くなる日は、夕飯も息子が作ってくれる日が続いている。
- 夜も眠れているようだし、食欲もあり、水着が洗濯物で出ているので、温水プールへも通い続けている様子。
- 犬の散歩にも積極的に行ってくれている。
ので、喜んでいいのだと考えています。
生きているだけで精いっぱい!!
「新しい人間関係が出来た。もうすぐ温水プールを辞めちゃうらしいけど、ラインで繋がった」「俺に癒されたと言っていた」と息子は言いました。
女性なのか男性なのか話しませんが、息子はとても嬉しそうです。
その後も息子は、
「腹が出てきたから食べすぎに気をつけて腹筋を始めた」と話したり、
「自分の持ち物で不要なものをメルカリで売るつもり」と話し、出品する商品をでラッピングをしていたり、
「今日は部屋の整理をする」と言い、予定通り片付けを済ませたり(私が仕事から帰るとごみがまとめてあった)
調子が良い日が続いている様に見えました。
そんなある日、DVDを借りてくると言って息子は出かけて行き、帰ってすぐに部屋にこもってDVDを見ていましたが、
「この頃また集中力がないから1時間位で疲れてしまう」と残念そうな表情を見せました。
「生きているだけで精いっぱい」と何度も私に言いました。
「今、困っていることを次の受診の時にN先生に相談する」と続けます。
この頃の息子は毎日午前中に温水プールに通い、そこに来ている顔見知りの年配の方たちと会話をしているようですが、
今の私はただただ見守ることしかできないでいます。
こうして少しずつ良くなっていくのかもしれない、そう信じようと私は思うことにしました。

辛い時も自分を見失わずにいられたのはTCカラーセラピーや数秘&カラー®を学んでいたから…。
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