私は就労移行支援事業所で就労支援員として働いていた経験があります。
ここは多機能型事業所で就労継続支援B型事業所でもあったので就労継続支援B型事業所の仕事についてもお伝えすることができます。
現在は生活支援員とグループホームの世話人を兼任していますので、障害を持つ方(利用者さん)が各施設でどのようなサービスを受ける事が出来るのかを、支援員としてできるだけ詳しくお伝えしようと思います。
就労移行支援事業所で就労支援員の私がやっていた仕事
- 就職を目指す利用者さんに就労のために必要な目標設定を行います。(面談)
- 面談を行い、自分の強み(ストレングス)について明確にすると共に苦手な事についても聞き取りをします。
- 事業所のプログラムに沿って就労に必要な作業を事業所で行います。
(私の勤める事業所では作業した時間は工賃を支給していましたが、支給されない事業所もあります。) - 利用者さんにあった仕事や利用者さんにあった企業を見つけるため、企業見学や実習の段取りを組み見学には同行します。
- ハローワークや障害者職業センターに同行して登録を行い、利用者さんにとってベストな職場に繋げるサポートを行います。
- 企業との面接が決まり利用者さんの希望があれば履歴書や職務経歴書を一緒に作ります。
- 合わせて企業に対して利用者さんの情報を詳しくお伝えするために書類を作ります。
(これは利用者さんが安心して継続して働くために企業に理解しておいてほしい事について書いていました。) - 就職が決まると利用者さんが継続して働き続けるために定期的に企業訪問を行いました。
私は時間を作りできるだけ職場に行き利用者さんと話をしました。
企業の方とも親しくなることで企業と利用者さんの間に入り困りごとの相談にのりました。 - 利用者さんと定期的に面談を行い、職場定着のサポートを行いました。
私はジョブコーチの研修も受けました。
ジョブコーチの役割は障害を持つ方に合わせて、会社がどのように関わっていけば良いのか理解を深めるためのアドバイスを行うことです。
どんな仕事が得意でどんな仕事は苦手かを見極めて会社にお伝えすることも行います。
就労移行支援事業所で息子がやっていること
就労移行支援は利用開始から2年以内という期間で就職することを目指していますので、期間は利用がスタートした時点から原則2年と定められています。
また、その後は職場に定着するまで相談を受ける事ができる定着支援があり、6か月の期間が設けられています。
息子は統合失調症で入院をしましたが、退院後1年半で就労移行支援事業所に通うための手続きを行いました。
2020年の7月に契約を済ませ実際に通い始めたのは9月からで、2021年4月現在契約から9ヶ月が過ぎました。
息子は事業所でパン作り、パン販売、内職の作業をやっています。
作業を行った時間は工賃をもらっています。
息子の通う事業所は精神の障害を持った方が多く通っている事業所です。
ありがたいことに休みの日には一緒に外食に行く仲間もできました。
そして実習を受けるため、今までは必要ないと言っていた障害者手帳を取得することに決めたようです。
2年間でなるべくたくさんの実習を受けて息子が自分に合った仕事を見つけてくれる事を心の底から願っています。
現在の私は生活支援員とグループホームの世話人をしています。
グループホームでは多くの利用者さんの相談にのっています。
利用者さんが通っている就労移行支援事業所でおすすめの事業所があります。
大きな事業所なので、そこにいる支援員も数多くいます。
そのため自分に合った支援員の方に相談することができると思います。
実際、この事業所はグループホームの職員(わたしたちに)に宛てて利用者さんの様子を詳しく連絡してくれます。
グループホームと連携を取り、利用者さんをサポートしてくれる信頼できる事業所(LITALIKOワークス)だと私は感じています。

下記の記事では【就労移行支援事業所VS障害者就職エージェント】について障害者支援員目線で立証していきます。
1、今のあなたは就労移行支援事業所を利用する方がいいのか?
2、それとも障害者転職エージェント(障害者むけ転職サービス)を利用する方がいいのか?
3、就労移行支援事業所を利用しながら転職エージェントを利用する(両方)がいいのか?
違いがよくわからないからわかりやすく説明してほしい!!
そんなあなたのために、下記の記事では、それぞれの役割について説明していきます。
自分はどうしたらいいのかな?と思っている方は参考になると思いますので、 ぜひ記事をご覧くださいね。

辛い時も自分を見失わずにいられたのはTCカラーセラピーや数秘&カラー®を学んでいたから…。
Umi(うみ)がいつも元気な理由を覗いてみませんか?