現在統合失調症の息子は中学2年生の時、不登校になりました。
この悩みもあり、当時の私は県の広報誌で募集があったカウンセリングの勉強会に参加しました。
ここではカウンセリングの理論、傾聴の実習を行いました。
また自分自身について理解を深める事や少人数でのグループワークもありました。
ここで知り合った方が私の一人目の相談相手になりました。
不思議なことに!!
ひとりめの相談相手
息子が統合失調症になった事を相談できる友達が私にはいませんでした。
統合失調症に対して私自身が偏見を持っていたのかもしれません。
私は息子が温水プールに行っている間もひとりリビングで考え事をしていました。
その内容はどうにもできない息子の現状について。
考えても先が見えない息子の未来について。
私は自分を追い込んで全ては自分の責任だと考えました。
じっとしているとおかしくなりそうでした。
誰かに打ち明けて助言してほしい・・・。
カウンセリングを共に学んだその方のお宅は自宅から車で数分の場所でしたが、数年お会いしていない状況です。
連絡するだけでも勇気がいる事でしたが迷っている余裕はありませんでした。
聞いてほしい。
ただ、その思いで連絡をしました。
有難い事に知人はすぐに私を招いてくれました。
私はすがるような気持ちで現状を話しました。
うん、うんと力強い相槌を打って話を聞いてくれた後に知人は私の顔を見つめました。
そして、こう言ったのです。
「実は私の弟も同じ病気なの。」
発症時大きな声で騒いだ息子について、近所の人にどう思われているのか心配だと言う私の話を聞いて「もし偏見を持つならその方がおかしいのよ。負けない!踏ん張れ!」
私は本当に救われました。
知人とはその後数回お会いしてお互いの近況について話し合いました。
こんな近くに同じ悩みを抱える方がいた。
ご兄弟という立場ならぜひ次男と話して頂きたいと考えられる迄に私は落ち着きを取り戻しました。
数か月後次男と3人で会食をしながら交流させていただきました。
知人(彼女)には本当に感謝しています。
彼女がいなければ私はどうなっていたのだろうか?と思うと今でも涙が溢れます。
ふたりめの相談相手
理学療法士として働きながら、ボランティア活動をされているパワフルな先輩がいる。
知り合ったのは3年前になるが、一緒にいて安心感のある方だ。
息子の病気について相談したいと思ったのは彼女なら特別な言葉をかけてくれそうだったから。
そして私の偏った考え方と違う捉え方を教えてくれそうだったから。
その頃の私は元気になったり、そうかと思うととても深く落ち込んだりを繰り返していました。
息子の病状を話すと彼女は静かな口調で「うちの娘もそうなのよ」と言いました。
驚いている私に「個性よ。うちの子供たちはみんな個性的なの。」と続けました。
そして、もっと娘さんの話を聞きたい私の気持ちをよそにボランティアの話を始めました。
彼女のペースで話が進み、私の知りたい娘さんの病状については深く聞けないまま時間は過ぎていきます。
彼女とは何度お会いしても同じ状況でした。
その後娘さんが一般就労をされたことを聞き一緒に喜びました。

辛い時も自分を見失わずにいられたのはTCカラーセラピーや数秘&カラー®を学んでいたから…。
Umi(うみ)がいつも元気な理由を覗いてみませんか?
自分の気持ちに素直に行動すれば助けてくれる人に出会うことができる!
私はそう思います。
統合失調症は100人に1人の割合で発症し決して珍しい病気ではないのに、家族会に行っても私と同じ年代の家族には会うことが出来ずにいました。
しかし、私はこんな不思議な経験をしました。
同じ悩みを持つ家族が近くにいる事、自分だけじゃない!そう思える事は私の力になりました。
あなたの近くに助けてくれる方はいますか?